こんにちは。
【悲報】です。
タイトル通りですが、大手給湯器メーカー「リンナイ」が先日2月9日、給湯器等取扱商品全ての希望小売価格改定を発表しました。
価格改定が行われるのはおよそ16年ぶりとのことです。
適用されるのは2022年4月1日受注分からとのことです。
詳しく見ていきましょう。
価格改定への経緯

なぜ、価格改定に踏み切ったのか。
まず、大きな原因は昨年から騒がれている【半導体不足】によるものです。
世界的に半導体が不足しており、日本ももちろんその影響を免れることはできません。
そして輸入にかかる費用の高騰や、国内生産移行による人件費や工場建設費などのコスト上昇によるものがひとつ。
それに伴い、その他原材料費や運送にかかる物流費、部品調達にかかるコストの上昇しています。
リンナイでは生産性の向上や合理化によるコストダウンをしていましたが、この状況下でコストダウンだけでは上昇分を吸収しきれない状況に陥り、16年ぶりに価格改定をせざるを得なくなったみたいです。
いくら値上げするの?
さて、値上げについてですが、一体何がいくら、何%値上げするのでしょうか?
値上げ商品についてですが、冒頭でも説明した通り全商品対象です。
一番分かりやすく身近なガス給湯器の値上げ幅を見てみましょう。

こちらの商品は壁掛け式フルオート・エコジョーズのもので、「ふろ給湯器」に分類されています。
価格改定率は7%となっており、24号のものですと、定価が税抜390,000から417,300円に変更されます。
その他には「ふろがま」が10%の値上げとなっており、平均で約15,000円ほどの値上げをするそうです。
オプション品(アルコーブや排気ダクトなど)の改定率がバラバラになってますが、定価は数万円程度なので、大きく金額が変わるものはほとんどありません。
中には288%値上げという意味不明なものもありますが、ハナグルマというもので、調べても何の部品かわからなかったので、普通の人には関係のない物かもしれませんね笑
価格改定による影響
リンナイが価格改定を発表したことによって、今後どう影響してくるのか。
まず、他メーカー(ノーリツやパロマなど)も便乗値上げすると思われます。
他メーカーも現状企業努力により価格をキープしていると思いますが、やはり限界はあります。
正式に発表はしていませんが、今回のリンナイの発表が引き金となるでしょう。
そして更なる納期遅延が考えられます。
4月に価格改定をするということは、その前に買う人や仕入れる業者が一気に増えると思います。
ただでさえ現状3ヶ月待ちの給湯器が最悪半年待ちなどになりうる可能性は大いにあります。
じゃあどうすればいいの?
そうですよね。
壊れてないのに高いお金払ってかえたくないし、でも値上がりして買うのも勿体無い。
そう考えるのが当たり前だと思います。
でももう少し深く考えてみてください。
「壊れてないから、まだ使えるからこの状況が落ち着いた頃に改定後の金額で交換する人」
「壊れてないけど今のうちに契約・発注をして改訂前の金額で交換する人」
どちらが賢明なのかは言うまでもありませんよね。
よく給湯器の問い合わせをいただくんですけど、今ニュースやネットで給湯器がないと騒がれている中で「お湯が出ないからすぐ交換してほしい」っていう問い合わせがちらほらあるんです。
中には壊れる前に今のうちに早めに発注したいというお客さんもいますが、ごくわずかです。
壊れてから問い合わせしてくる人は、実際見にいくと大体20年近く使ってる方が多いです。
そこまでくるとこの状況じゃなくでも交換しろよって思ってしまいますけどね笑
そのくせもう少し安くしてとか、早くつけてとか難癖つけてくる人が多いですね。
恥ずかしくないのかなって思います。
ここまで酷使して、情報収集もろくにせず、いざ壊れたら物がない、今日本は給湯器がないなんて知らなかった、終いには安くしてくれ。
うち給湯器本体価格最大80%OFFですからね笑
この記事をご覧になられた方だけでもそんな恥ずかしい思いをして欲しくないですね。
なのでとりあえず今使っている給湯器の製造年月を調べて、何年経っているのか調べてみてください。
分からなかったり、シールが日焼けして消えている場合などはお近くの業者さんに連絡をしてみに来てもらってください。
この納期遅延状態の改善目処は全く経っておりません。
メーカーも生産率100%までは回復していませんが、それでも追いついてない状況です。
給湯器を必要としているのはあなただけではないことを理解してくださいね。
最後に
ここまで給湯器の価格改定や今どうするべきなのかをお話しさせていただきました。
各々賢明な判断とご理解ご協力をお願いします。
もう一つ提案ですが、これは戸建の方限定になりますが、これを機にガスから電化へ移行するのもありかもしれませんね。
置く場所や電気関係のことなど、うちは無理と決めつけないでください。
たいていの戸建住宅には設置可能です。
エコキュートの納期は現状2〜3ヶ月となっており、タイミングによっては1週間程度で取り付けも可能です。
ガス給湯器より早く取り付けできる可能性は高いですし、火を使わなくなるので火災の心配もなくなります。(もちろんコンロだけガスを使うという選択肢もあります。)
初期費用などもコメント等問い合わせがあれば早急にご紹介させていただきます。(なければそのうち)
気になる方は無料見積もりを試してみてくださいね!
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